自分にも他人にも厳しすぎる増上慢野郎。
増上慢の思うとおりにできていないことを恥じる卑下慢。
渇愛し、硬いところを掘ろうとし、怪我をする。
渇愛を断ち、ヘーゲモニコンにより自分を律する美しき人生。
まずは柔らかいところを掘る。
硬いところは柔らかくする、もしくは柔らかくなるのを待つ。
自分に対して判断を下していると、それを見た他人も己に対し判断を下す。隙を与えている。
すなわち、自己卑下していたら相手もお前を卑下するだろう。
自己卑下したところで誰もヨシヨシしてくれない。
それこそ渇愛と承認欲。
増上慢は判断し、拒否し、ヘーゲモニコンは気づき、認める。
自己嫌悪の正体は卑下慢。
父の前では何もかもを抑え込んでいた母。
母の前では冷酷な顔しか見せない父。
子の前では全く違う顔を見せる両親。
母には決して微笑みかけない父。