おだやかで正当な主張をヘーゲモニコンで支える。
経年変化には誰も勝てない、抗えない。
経年変化でより良くなることを心がける。
罪人根性は結局収監を求めるのみ。罪人であることを認める代わりに庇護を求める。
さらに他人にも罪の意識を求める増上慢。
侮蔑の効用で渇愛をなくす。
死体、老体を想像する。
くさい、汚い、気持ち悪い。人間本来の姿。
いずれ何人ももれなくそうなる。
肌はたるみ、荒れ、毛穴は開き、歯は黄色く、息はくさい。
髪は減り、艶を失い、全体が乾ききっている。
そうなるのにそんなに時間はかからない。
絶対に抗えない。
渇愛からいったん嫌悪を経る。
好ましいと思う心をなくす。
嫌悪を経てニュートラルへ。
結局のところ、渇愛して情けない自分を嫌悪しているに過ぎない。
自分の問題なのである。
渇愛→慈悲では渇愛が残る。
渇愛を消し去り焼き尽くす炎としての嫌悪を経て、ニュートラルからの慈悲なら納得できる。
渇愛を嫌悪している自分を見る、自覚する。
その役割はヘーゲモニコン。
嫌悪の炎で自分までもが焼き尽くされないように。
火を安全に扱う。